新規事業の教科書が10年ぶり改訂 20代の学び方
株式会社翔泳社が、新規事業開発の現場で使われてきた書籍の増補改訂版と、そのパターンをカード化した実践ツールを2026年8月28日に同時発売すると発表しました。書籍の定価は3,080円(本体2,800円)、カード版は22,000円(本体20,000円)で、書籍は10年ぶりの改訂となります。新規事業やDX関連の職種に関心のある20代にとっては、企業側がどんな考え方の枠組みで事業をつくろうとしているのかを知る手がかりになります。
発表された内容
発表によると、株式会社翔泳社は新規事業開発や企業研修の現場で使われてきた書籍『増補改訂版 ビジネスモデル・ナビゲーター』と、実践ツール『ビジネスモデル・ナビゲーター 66パターンカード』を2026年8月28日に同時発売します。書籍の定価は3,080円(本体2,800円)、カード版の定価は22,000円(本体20,000円)と公表されています。書籍は10年ぶりの改訂にあたります。
公表資料では、原著はスイス・ザンクトガレン大学のオリヴァー・ガスマン氏とカロリン・フランケンバーガー氏、翻訳は渡邊哲氏と森田寿氏とされています。
補足となる事実
同資料では、同大学の研究をもとに、成功するビジネスモデルの90%以上が他業界の優れたアイデアを掛け合わせた「創造的模倣」であるとされています。過去50年以上の成功事例を分析した結果として、事業創造のプロセスをフレームワークによって実践できる形に落とし込んだ、という説明です。
今回の改訂では、AIエージェントの活用、トークン化、サーキュラー・エコノミーといった最新のモデルが追加され、勝ちパターンとして収録されたと記載されています。想定読者としては、研修企画者やファシリテーター、新規事業・スタートアップのリーダー、DXやGXを見据えて既存事業の変革を求められるマネージャーが挙げられています。
第二新卒視点でのポイント
求人票に「新規事業開発」「事業企画」と書かれていても、実際の中身は企業ごとに大きく違います。今回の発表で示された想定読者の並びは、企業がこうした知識を必要としている層がどこかを示す材料になります。
選考の場では、次のような点を聞いておくと、入社後の見通しが立てやすくなります。
- 新規事業のアイデアを出す段階から関われるのか、決まった計画の実行が主なのか
- 社内に研修やワークショップの機会があり、若手が参加できるのか
- 書籍購入やセミナー参加への補助があるか
また、カード版の価格が22,000円であることからも分かるように、この種のツールは個人で買い揃えるより、会社の研修や補助の枠組みで触れる方が現実的な場合があります。自己負担で学ぶ前提の職場か、会社側が学習の場を用意している職場かは、面接で確認できる範囲の情報です。
事業のつくり方が既存の組み合わせで説明できるという考え方は、未経験の分野に応募するときの自己PRにも応用できます。前職で見てきた仕組みを、応募先の事業にどう置き換えられるかという形で整理しておくと、話す内容に具体性が出ます。
