新規事業が5名から40名規模へ 20代が見る成長組織
NGK株式会社が2026年7月に立ち上げた地域脱炭素の支援サービスについて、ブランド構築を担った株式会社バイウィルが事例記事を2026年9月16日に公開しました。発表によると、この事業は5名前後の小さなチームで始まり、2026年には約40名の体制へ広がったとされています。急に人が増える組織で何が起きるのかは、第二新卒が配属先を選ぶときの判断材料になります。
発表された内容
株式会社バイウィルは2026年9月16日、NGK株式会社の新規事業「NGK eneloco」に対するブランディング支援について、事例インタビュー記事を自社サイトで公開したと発表しました。対象となったのは、NGKが2026年7月に始動した地域脱炭素プロジェクトの支援サービスです。
公表資料では、この事業は再生可能エネルギーを地域内で使う取り組みについて、企画の初期段階から設計、設備の調達、施工、運用保守までを一貫して支える内容と説明されています。
組織が広がる過程で起きたこと
発表によると、同事業の立ち上げ時のメンバーは4〜5名ほどでした。それが2026年には約40名の規模になったとされています。
人数が増える過程で課題として挙げられていたのが、提供価値についてのメンバー間の認識のずれです。顧客に何を届ける事業なのかという軸を、あらためて定義し直す必要が生じたと記されています。そこでバイウィルが、ブランドコンセプトの策定、ネーミングやロゴ、ステートメントといったブランドアセットの制作、そして中長期のブランドロードマップづくりを担いました。ロードマップでは目標の設定や時間軸、主要なアクションが整理されたとされています。
背景として、NGKは1919年の設立から100年を超える歴史を持つこと、エネルギー領域で複数の事業経験を重ねてきたこと、2021年に策定した中長期ビジョンでカーボンニュートラルとデジタル社会への貢献を重点に置いていることが紹介されています。バイウィル側は2013年11月設立、資本金1億円、未上場と記載されています。
第二新卒視点でのポイント
少人数で始まった事業が短期間で数十人規模になる。この動きは求人票では「新規事業、積極採用中」の一行になりがちですが、中で起きていることは今回の発表がそのまま示しています。任される範囲が広い一方で、何を価値とする事業なのかの共通理解が追いつかず、言語化の作業が必要になる局面が来るということです。
成長中の事業部門への応募を検討しているなら、面接で次の点を聞いておくと入社後の景色が想像しやすくなります。
- 現在のチーム人数と、1年前・1年後の想定人数
- 事業のコンセプトやミッションが文章として整理されているか、それはいつ作られたか
- 自分が入る場合の役割が、既存メンバーとどう分かれるのか
「何をやるかは入ってから一緒に決めよう」という説明は、裁量の大きさを意味することもあれば、まだ定義が追いついていないことを意味する場合もあります。どちらなのかは、上のような質問への答え方でおおよそ見えてきます。
また、今回のように外部のパートナーと組んでブランドや事業定義を整える動きは、脱炭素やGXの領域に限らず増えています。専門領域の知識と、価値を言葉にする力を組み合わせる仕事は、20代のうちに経験しておくと職種の選択肢を広げやすい分野です。求人を見る際は、事業の中身だけでなく、その事業が今どの段階にあるのかまで確認しておくと、入社後の見通しが立てやすくなります。
